#82 スタビリティ関節とモビリティ関節。それぞれの役割を理解して運動すれば弱みが解決するかも。
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人間のカラダは、2つの役割をもつ関節に分けられる。
スタビリティ関節とモビリティ関節と呼ばれる2つの役割を理解しておくことでスポーツ動作、トレーニング動作やストレッチ、姿勢への理解が深まる為、まだコレを知らない人は知っている人にいま現在大きく差をつけられている可能性があるかも、、?
昔のケガの影響や普段の生活での姿勢の歪み、デスクワークやスマホの使用時間が増えたことで人間本来のカラダの使い方は失われていってしまいます。
しかし今日まで知らないで生きてきたということは、各部位・関節の役割を知った後には飛躍的にカラダの動かし方が理解できて大きな変化へと繋がる可能性があります。
【2つの役割とは】
人間のカラダには大きく分けて役割の異なる2種類の関節があります。
安定することで人間本来のカラダの機能を発揮するスタビリティ関節と、動かすことで人間本来のカラダの機能を発揮するモビリティ関節に分けられます。
どちらの役割も大切であり不可欠で、この2つの役割を理解しながらスポーツ競技やトレーニング、ストレッチを実践していくと、苦手だった動作がスムーズに行えたり自身のカラダのコントロールが上手くいく可能性が高まるハズです。
自分のカラダのウィークポイントを解決できるかもしれません。
【どの部位がどっち?】
下の画像がスタビリティ関節とモビリティ関節の分類です。
足部のスタビリティ関節から始まり、上に行くにつれてモビリティ関節とスタビリティ関節が交互に配置されています。足裏がスタビリティ関節(安定)と覚えておくと、上に行くにつれて交互にモビリティ、スタビリティ、、と順番に配置されているので覚えやすいと思います。
■スタビリティ関節の特徴
主に安定をさせることでカラダの機能を発揮してくれます。この関節の特徴として、大きな動きには適さない(又は大きく動かない)可動に制限のある関節です。
安定しづらいスタビリティ部位があると
- 姿勢が正しく保ちにくい
- 疲れやすい
状態に陥りやすい。
■モビリティ関節の特徴
主に可動をさせることでカラダの機能を発揮してくれます。この関節の特徴として、動作の自由度が大きい関節です。
動きづらいモビリティ部位があると
- 動作が崩れやすい
- 動作時に痛み等違和感が出る
状態に陥りやすい。
以上の役割の違い、特徴があります。
自分のカラダに置き変えて考えていくと、カラダのどこの部位が気になりますか?
【原因は、問題のある部分の周辺】
例えば全身を使った運動動作、日常生活の動作や姿勢にエラーや歪みがあった場合、その問題があった部位だけをアプローチするのでなく、その上下の関節の役割は果たせているか?をチェックする必要があります。
例えば、腰に痛みがある場合、腰にだけアプローチしていても改善しない場合が多いです。
腰痛の原因は様々ですが、腰(骨盤〜腰椎)の上下の関節を見てみると、
- 胸郭の可動性が低い
- 股関節に硬い動きがある
という結果、腰が被害者になってしまっている可能性が高いです。
別のケースで、股関節が痛いと言う人はその上下の
- 骨盤〜腹部の安定性がない
- ヒザ周りの支持安定性がない
状態のため股関節に過度なストレスが掛かっていっている可能性が高くなります。
「痛み」や「違和感」を感じた部位でなくその上下の関節の役割を取り戻してあげるような運動をしていくことで根本からの問題解決が期待できます。
【各関節の再学習は文節的に行う】
運動前のウォーミングアップ前半や痛み・違和感の改善、又はコンテスト出場を目指すようなボディメイクなどは、各関節の役割を再学習、強調するような運動が最適です。
自分のカラダの特徴に合わせて苦手なこと・修正しなければいけないことはその関節+上下の関節をそれぞれ分けて再学習する必要があります。
改善したいこと、強化したいことがある時は、まずはその部位の周辺からアプローチしていくことをオススメします。
【全身動作では役割を補いあう】
スタビリティとモビリティ、安定と可動の2つの役割に分かれてはいますが、
- スタビリティ関節は可動性は必要ない
- モビリティ関節は安定性は必要ない
わけではありません。
スタビリティ関節だからといってガチッと固めたり意識しすぎて安定させ過ぎてしまったら動作はうまく行かなくなります。
モビリティ関節は安定させる必要がないわけでなく、関節の可動を正しく制御させつつ動かさなければいけないので、動かした先では安定が必要になります。
スタビリティ関節だって動くし、モビリティ関節だって安定もします。
例えば上図の前後の開脚が画像のようにめちゃくちゃ柔らかくても、走ったりジャンプした時の着地の衝撃で股関節がぐらぐら安定してしまえば、膝や腰へ衝撃が逃げて痛めたりしてしまいます。
それぞれの関節の役割を個別に分離して考えるのではなく、全身運動では常に協調し合って足りない部分を補いながら連動して動いている、という意識を持つことが大切です。
【統合した運動へ繋げていく】
各関節の動作・役割を文節的(それぞれ個別)に再学習していったら徐々に全身を使う運動へ移行していきます。
■全身運動の例
等。
それぞれ個別に役割を全うできるようになっても、日常動作や運動動作で使えなければ意味がありません。
各部位の個別の運動→全身運動で連動できるようにしていく、、、の繰り返しでだんだんと正しい動きが再学習できて、カラダの動かしやすさが格段に変わるはずです。人間本来の動きを取り戻すためには、スタビリティ関節とモビリティ関節それぞれの機能を再学習していくことが不可欠です。
自分では何が苦手なのか、自分の問題を抱えている部分がわからない、という方はマンツーマンの運動指導がオススメです。正しい動作や自分に合った運動が見つけやすくなります。
【おすすめの運動を動画で確認】
①モビリティ関節である胸郭の動きを取り戻す種目になります。この種目で胸郭の動きを作ることで腰回りが楽になり姿勢をまっすぐにした時に腕やアタマの重さが軽く感じたりします。
【万能エクササイズ 胸郭ローリング】胸を動かすとめちゃラクに!!猫背姿勢を解決
②肩関節のモビリティ運動です、長めのタオルを使ってやっていきましょう。肩関節は大きな動きが特徴な関節ですが現代の日常生活では動かすことが少なくなりがちです。
スタビリティ種目はこれから動画上げていきますので、チャンネル登録をして最新動画をチェックしてみてください^ ^よろしくお願いいたします。
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